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zoom RSS 私の嫁入り道具

<<   作成日時 : 2018/05/06 00:59   >>

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           (実物は写真よりももう少し赤みがあります)


もう何十年も前の話で恐縮ですが

こちらが私の唯一の嫁入り道具、岩谷堂ダンスです。

不思議と西洋の住まいにもしっくりと合っています。


岩手県に岩谷堂というところがあります。
そこには良質の欅(けやき)が多くあり、
農業だけでは生活が苦しかった江戸時代に副収入を確保するためにこの製作が推奨されたそうです。

今でも各工程は手作りで、釘は一個も使っていません。(表の鉄製の蝶番、錠前金具等以外)
箪笥の内部には桐の無垢材が使われていますので虫よけにもなっています。
また、表はすべて漆塗りで、時間と手間がかかっています。

鉄製の蝶番は南部藩の紋章などが入っています。

(ついでに鉄も昔から岩手県では有名です。南部鉄器はご存知かと・・・)

各パーツの組み合わせが完璧で、
1つの引き出しを閉めるとき、別の引き出しがわずかに出てきます。
30年以上経ってもその完全さが変わっていません。


1つを完成させるのに、想像もつかないほどの時間と手間をかけています。

ですから非常に高価です。
それでもこうした特殊な作品を創り出せる技術者を守るためにも
高価である意味は十分に理解できます。


私たちは日本で結婚してしばらく東京に住んでいましたが、
結婚を決めた時、いづれはヨーロッパに暮らすことがはっきりしていました。

父から結婚には何を準備したらいいか、と聞かれて
(外国人との結婚で、さて、どうしたものか?と考えたことでしょう)

即、「岩谷堂ダンスが欲しい!」と答えました。

以前からこの箪笥の美しさに魅了されていましたので、
一も二もなく、小さいのでいいから一つ欲しい。
いや、小さいほうが転勤の時に助かる、ということで

母と一緒に盛岡の岩谷堂ダンスのショールームに出かけて決めました。
私にとっては父母との思い出も含まれた大切な箪笥です。

今では☎置きの定位置になっておりますが・・・・・


この岩谷堂ダンスの美しさと、何代も引き継いでいける丈夫さ、
(でも、子供のいない私はどうしようかしら?)

今後もぜひこの伝統技術を守り続けて行って欲しいと思います。

ついでですので、様々なタイプの写真をネットから取ってきましたのでご紹介します。

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ね!素晴らしいでしょう〜?!








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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
家具というより、美術品ですね。 日本の伝統的な製品は実用品から出発して最後は美術品と同等の価値を作り上げてしまいますね。 高価でしょうね。 宝物ですね。
What's up?
2018/05/06 08:48
素晴らしい桐箪笥ですね。見た目だけでなく、作りもしっかりしているから、親から子や孫へと代々受け継がれていく家宝のようなものだと思います。
実は私もこれが欲しくて展示会などへ足を運ぶのですが、チョット手がでなくて・・・・今日に至っております。洋風の家にも合うと思うんですよ。
部屋の片隅ではなく、廊下やリビングなどに「チェスト」として置けば部屋全体に落ち着きがかもし出されて持ち主の人柄まで重みがでてくる・・・・。
岩手の「岩谷堂ダンス」ですか・・・・東京では仙台のものが多く出回っているようです。
もう私の年では手が出せません・・・・残念です。
あきさん
2018/05/06 13:36
そうですね、確かに美術品とも言えそうです。何十万から何百万円という値段ですが、私のはそのうちでも安い部類に入るものです。岩谷堂ダンス一式持ってお嫁に行った、というお金持ちの話も地元ではあります。
what's up?さんへ
2018/05/06 16:25
秋田出身のあきさんならばご存知だったと思います。やっぱり欲しいと思っていらしたのですね。一度見ると「いいなあ〜!」と憧れてしまう製品ですものね。仙台でも同様なものが作られているのは知りませんでした。近いので同じ文化圏なのでしょうか?
30年以上経った今でも「本当に記念になる品物」だと思っています。
あきさんへ
2018/05/06 16:29
何十年経っても変わらない精巧な作り、手の込んだ南部鉄の蝶番、素敵ですね。日本にいると気付きにくいですが、日本が世界に誇れる物の一つなんでしょうね。
全然古く感じないし、むしろ重みが加わって芸術品になってきている感じがします。
まだ同じデザインでネットにのっているということは、これまでは受け継がれてきたということですね。これから先もずっと受け継いでいって欲しいですね。
すずりん♪
2018/05/06 17:29
この技術はぜひ長く生き延びてほしい!と思います。技術習得のためには長い年月がかかるのではないかと思いますが、これほどの価値ある家具の文化を絶やさないでほしいですね。デザイン的にはいろいろと工夫もあるようですが、やっぱり代々引き継いできた「芸術」ですよね。
すずりんさんへ
2018/05/06 18:46
その昔、この箪笥に憧れて良く広告を眺めていました。
ここで再会できるとは
目の保養をさせていただきました。
遅れて来たファン
2018/05/07 02:02
あ、そうでしたか。これ本当に素晴らしいですよね〜!
ところで今ハワイは大変ですよね。大丈夫でしょうか?
遅れて来たファンさんへ
2018/05/07 14:52
なんと素晴らしい箪笥をお持ちなのでしょう。
桐は虫よけになると言いますよね。
パーツのそれぞれが立派な工芸品になっているのですね。
欲しいと思っても簡単には買えない代物ですね。
良い物は年代物になるほど値打ちが上がりますよね。
ご両親の思い出と共にこんな良い物をお持ちで羨ましいです。
そう言えば…私が嫁入りに持ってきた箪笥。
やはり中は桐でした。
そとは艶消しのマホガニー、でも環境が悪くて開け閉めがきつくなっちゃった。
日本は湿気が多いので勿体ないかもですね。
イエティ1号
2018/05/09 10:19
《追伸》
そう言えば私もちいちゃーな、引き出しが一つ付いた岩谷堂箪笥(もどきかもぉ)の針山をもっていたんだっけ、と奥から出して来ました。
10センチ四方で縦が8センチの小さな小箱です。
きっと本物では無いと思うし、何時買ったのかさえ思い出せない位の昔なんですが…。
針山は古くて何回か新しく作り替えました。
写真も送りたかったのですが、出来ませんでした。残念…
でも大切にしよっと

イエティ1号
2018/05/09 18:38
まあ〜そうでしたか。仙台あたりで購入したのかしら?もどきでなければ、きっと一生使える物だと思いますから、ぜひ活用させていただきたいですね!
イエティ1号さんへ
2018/05/09 20:17

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