原発から50キロ以内

ある日
「この地域は原発から50キロ以内なので後ほどヨード剤を配布します」
という手紙が届いていました。


50キロぎりぎりの線にこの地域が入っていました。

そして、先日郵便で届きました、ヨード剤。
一個人にひと箱。
ということで我が家には二箱届いています。



画像



福島事故以来、スイスでは原発に関してびりびりとしています。
雰囲気としては「ある時期が来たら原子力ではないエネルギーに切り替えましょう」という方向に向かっているようです。

以前は原発から20キロ以内の方だけにヨード剤を配布して
家庭内で保管されていました。


これを50キロ以内に広げたことも、その方向性の一環でしょう。
スイス人の性格として万が一ということを常に想定しています。ヨード剤の配布は昔からあり、国民を守ろうという姿勢はうらやましいと思うほどです。

たとえば以前赤十字職員の二人が紛争地で誘拐されたことがあります。
その時、スイス政府はこの二人のために、ほとんど(個人ならば)命がけという言葉を使ってもいいぐらい
あらゆる手段を使い、無事取り戻しました。

また、リビアの元元首だったカダフィが、
理不尽な理由をこじつけて
2人のスイス人駐在員を逮捕した時も同じでした。

これらの一連のニュースで私が感じたことは
「国家は自国民を守る義務がある」ということでした。
それまであいまいだった私の中の国家と国民に関する定義がはっきりしました。


###############


では近くの原発で何かあったら・・・・

即知らせに応じてヨード剤を摂る。

その心がけは大切かもしれませんが、
何かあったら、もう仕方がないですよ。
・・・・十分に年齢を重ねた私はそう思ってしまいます。

あ、若い人はぜひ摂ってください。

・・・という考え方はせっかく守ろうとしている国家に対して失礼でしょうか?????





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この記事へのコメント

2014年11月24日 09:31
国は、国民の生命と財産を守るのがその存在理由です、それ以外の何者でもありません。
残念ながら、今の祖国日本はそれが出来ていません、情けないです。
2014年11月24日 10:06
スイス政府のしっかりした理念尊敬します。 翻って日本の政府は「国民の命と財産を守る」といいながら福島原発ではあの様ですね。 難しいことは分かりますが、全力で命がけではやってはいないように見えます。
2014年11月24日 10:11
アメリカはもちろんですが、ヨーロッパの国々も国民の命を守るということが国の存続と直結しているように思いますね。
スイスでの事例を読ませていただいて、改めてそう思います。
片や日本はというと、何百人もの国民が日本中の海岸から次々と北朝鮮に拉致されていくのに気も付きもしなかった!!
おまけに、拉致と分かってからも北朝鮮に振り回されるだけで手も足も出せないでいる・・・・平和ボケし、弛緩しきった国の役人どもには、いまさらながら腹が立ちます。
harukiさんへ
2014年11月24日 20:49
政治の第一目的がそれだと私も思います。それが自分の地盤を守って子孫に譲っていくという政治家の姿勢では果たせないですよね。
what's up?さんへ
2014年11月24日 20:51
福島は東電の問題、としていることが第一の間違いだと思います。国民の命を守るために、東電に乗り込んで話を進めていかないと・・・・
あきさんへ
2014年11月24日 20:53
北朝鮮の拉致に関しては一向に進んでいなくて、イライラします。ご家族の老齢化を思うと、居ても立っても居られない様な気分になります。何をしているんだ、政府は、と怒りになりますよね。 これもやっぱり政治理念の欠如が原因なのでしょう。
まだこもよ
2014年11月25日 14:13
ビビるぐらいなら・・・・やめればいいのに・・・(それが難しいんでしょうけど・・・・各国で・・・)
2014年11月26日 19:38
結局日本の政治家は何ひとつ責任というものを取らない人々なのでしょう。
役人もそうです。まったく給与を貰うだけの 【 お勤め 】という感じの公務員たち。
以前のグリーンピアの責任者たちは 何の責任も取らずに 辞めていきました。(定年まで勤めて)
そんな日本の政治家・公務員にはウンザリします。
自分さえ良ければ という思いが伝わって来ます。政治家になる初めの一歩が、間違っていると思います。そういう方々の集合体が 【 政治・国家 】ですから、日本と言う国、責任を持って国民を守ろうとしていないのでしょうね。
まだこもよさんへ
2014年11月27日 01:13
原発の廃止が即というわけにいかないのは理解しますが、せめて政府のエネルギー政策のヴィジョンが欲しいところです。
ハイジママさんへ
2014年11月27日 01:19
日本の政治家は職業としての存在意識を強く持っているのでしょうね。それは商売と同じような感覚では?儲けることが第一義? 本当は政治をつかさどるものとしての「志」が何よりも大切なのですが。残念ですね。
道草
2014年11月30日 00:36
私の人生を変えた原発事故に、コメント書こうと この一週間の出張中思いましたが、時差での睡魔と訪問先の皆さんとのノミニケーションの酔いで、何度も書きかけばかりで送らずじまいでした。

3.11と原発事故 多くの美談があり、情けない光景も目の当たりにしました。せめて・せめて世のリーダーの皆様には、「志」のある行動をと思いました。
道草さんへ
2014年11月30日 00:50
そうでしたか。ぜひ一度ゆっくりとそのお話でも直接伺うことができたらと願います。とにかく日本とスイスの往復を繰り返し、お疲れでしょう。お体、お大事にしてください。海外に住んでいても、次回の選挙には無関心ではいられないです。
道草
2014年11月30日 01:31
ええ…機会がありましたら…。

いつも仕事のみのチューリッヒ訪問でしたが、前回の訪問でararaのブログ見せてから、訪問先の会社役員が気をつかってくれ、今回はRhein Fallとワイナリーの短時間の小旅行へ突然連れだされました(笑)。

訪問時聞き忘れましたが、空港入り口の巨大テントは、何でしょうか?。私は「サーカスだ!」と確信していますが…でもライオンの檻等見当たらないですね…(笑)。



道草
2014年11月30日 01:36
御免なさい…呼び捨てにしてしまいました。改めましてararaさんとお詫びして訂正します。
道草さんへ
2014年11月30日 02:41
あら!別にニックネームですので気にしていませんよ。
小旅行ができて良かったですね。一度いらしたらせめて一か所ぐらいは楽しみも持たないと…。
道草さんの想像通り、あれはサーカスです。おそらく曲芸専門のサーカスでしょう。いろいろな種類のサーカス団がありますから、それで動物はいなかったと思います。
来週からミャンマーに出掛けますので、今回はお会いできそうもありませんが、寒いですから気を付けてお過ごしください。

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